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2025-09-26 11:33:00
世界の解像度
生物系の研究者やマニア、動物写真家の方々とたまにご一緒することがありますが、ほんの少し人工湿地の周辺を歩くだけで、私が見落としてしまう様々な生き物を次々に見つけていきます。私には大概地面の一部にしか見えないので、彼らの自然やその中で生息する生き物への感度や造詣の深さにはいつも感動させられます。世界の解像度や彩度、刻々移り変わる形態の微妙な差異の知覚など動的な感受性がまるで違うなと思い知らされます。
私の眼の解像度が荒いのか、生態系に関する知識が浅いのか、解説付きで指し示してもらって初めて生物だと認識できます。まあ、認識できたところでミミズですね、カエルですね、クモですね、トリもいますね、と生態工学系のエンジニアとしては恥ずかしい答えしか返せないので、いつか賢そうな話が出来ればいいなと現場で見かけた生き物をちょいちょい撮影しています。
このカタツムリもたまたまシートの上にいたので見つけましたが、殻に毛が生えているのは帰って写真を見返しているときに気づきました。
私の目がまだまだ節穴なのは間違いないですね。